五番目の介護老人保健施設 ー イムスケア大井新築作業所(埼玉県)


得意先は財団明理会です。所長によると、新松戸、埼玉ロイヤルケア、新葛飾、春日部に次ぐ介護老人施設で、この間、およそ10年の歳月が流れています。続けて「医療介護改正に伴い、建築物の基準値が変わっていく。ある程度の知識、対応を見ていかないといけませんね」と話す。
ついでに大井とは、旧入間郡大井町のことで、昨年10月に上福岡市と合併、ふじみ野市となった。現場へのアクセスは東武池袋線上福岡駅で下車、車で約10分。通勤圏内だが、短い工期を考えると、宿舎生活の方が楽かもしれません。
川越市と富士見市が隣接し、一帯は畑地となる雑木林です。
目の前に老朽化した、NTTの社宅が15棟ばかり、建っています。
もちろん、無人です。これ幸いというか、近隣問題は皆無で、建設用地に恵まれ、二ヵ所の搬入路と資材置場をすぐに確保できたという。建築において、この2点が工程や安全のカギを握っていることは明らかであります。



この工程は9月22日に地鎮祭、10月10日から杭工が始まり、次いで打設工へ。20台の生コン車を投入し、一日に6回転、600立方メートルを処理しました。年明けから上部躯体工、GW前には無事に終了しました。直ちに内装へ、7月に入って、最終仕上げである。職員4名。最盛期には、作業員が120名前後。
7月下旬、70名が従事しています。
概要はRC造、地上4階、L型の建物だ。建築面積は1,742平方メートル、延床面積が5,809平方メートル。
1階がデイケア(40名)と管理部門(診察調剤室、ボランティア室、更衣室、介護支援事務所等、計15室)。
2階から4階まで病室(各50床。一人部屋10床、四人部屋40床)と入浴施設。内装は薄いピンク系と木目調である。バルコニーはガラスを多用し、開放感に溢れる。
また、外壁はレンガ用タイル仕上げで、ポイントとして、コンクリートを使用しています。
特筆すべきは1階の四阿(あずまや)である。「和室」と「人の和」を意識し、人工の竹で囲み、喫茶や野点ができる。少しでもリラックスできるようにとの配慮だ。こんな試みは全国でも初めてでしょう。
病院側の管理を前提に、患者や家族側の視点に立ちながら、メンタルな要素がより重視された構造です。広い敷地を利用して、駐車場は三ヶ所、45台のスペースが確保されています。